食事をして血中に栄養がいきわたると、満腹感が出る。反対に、血中の栄養(特に血糖)がなくなってくると、空腹感が出てくる。でも、ここで食べてはいけない。これからがやっと、脂肪燃焼タイムだからである。つまり、空腹感に耐え続けないと、脂肪は燃えないということになる。減量を志すのであれば、この、血糖が使い尽くされてからしか脂肪は燃焼しないという体内のシステムは知っておくべきだろう。このシステムは、ダイエットしたい女性にとっては邪魔なものであるが、しかし、自然の摂理からすると、理にかなっているのである。つまり、自然界では、いつ飢餓にみまわれるかわからないので、できる限り脂肪は大切にたくわえておかないといけない。そう簡単に脂肪を消費するわけにはいかないのである。よって、とことん空腹状態になって初めて、大切な脂肪を少しずつ切り崩して使う、というふうにできているのである。脂肪は体にとっては大切な積み立て預金のようなもの、と考えてもよいだろう。しかし飢餓とはまったく逆の現状に、日々苦しんでいる私たちにとっては、やはり厳しい現実ということになる。軽い飢餓状態に自分を置いておかないとやせないのである。しかし、医学も進んだこのご時世、脂肪を燃やすお手軽な方法はないものだろうか。脂肪燃焼グッズというものはたくさんある。飲むものも、塗るものも。これらを使うと、空腹状態でなくても脂肪が燃えるのだろうか。残念ながら、交番のおまわりさん(血糖)と県警(脂肪)との出動順位は、かなり強固なものであり、コネを使っていきなり県警を出動させることは不可能に近い。お腹にスリミングコスメをぬると、腹部の血液だけが低血糖状態になって脂肪が燃えるなんてことはない。あなた自身が空腹でないのに、やせたいパーツにのみ飢餓状態を作り出して脂肪を燃やすなんてことは、不可能と言える。あなたの家の前の通りだけに戒厳令がしかれることがないのと同じである。腹筋運動やマッサージなどで、部分やせができないのも同じ理由による。水を飲んだり汗をかいたりしてもやせる効果はないと述べたが、それも同様で、水と血糖は関係ないので、脂肪燃焼にはまったく役立たない(そもそも水と脂肪はまさに「水と油」で、混じり合わないものなので、体内での代謝経路は別である)。
(オススメ)
家族に人気の二重WEBマガジン